平成の初め頃、熊本市内のやばい系のタクシーと私のお客さんの車が、事故を起こした。状況は、お客さんのほうが不利だった。
32,3歳の私は、相手が難しいタクシー会社だがここでびびっては負けと、張り切りすぎて、交渉に臨んだ。元やくざと思える交渉係と話し合いになっだか、言葉の行き違いから、私はかっとなり、怒鳴りあいになった。
気まずい沈黙の後、しばらくすると、元やくざと思えるその交渉係は、にやっと笑って、こう言った。
「坂本君といったかな。交渉はねえ、かっとなったほうが負けなんだよ。まず相手の言い分をじっくり聞く。そして、相手が言ってはならない言葉を言ったとき、その言葉尻を捕らえ一気に畳み込んでいくのだよ。」
「君は、まあしかし、一生懸命だね。そこは認めるよ。」
結局、交渉は妥当なところで落ち着き、損保会社としても満足の行く結果となった。
この経験は、後々、ものすごく生きてくることになった。
それは、中途半端に権限を持つ人間に限って、言ってはならないことを言うということである。だから、その言葉を聴いたら、すかさずその言葉尻を捕らえて、一気に畳み込んでいけば相手を圧倒できるのである。そういう経験をその後数回経験することになる。
その最大のものは、長女の高校入試のときだろう。以前の日記で書いたが、中学校側が、長女に私立進学を諦めさせようとさまざまな圧力をかけたため、それに厳重抗議して、長女の希望をかなえさせることになったことだ。
厳重抗議というより、私の一方的恫喝と咆哮、といったがいいだろう。私はこのときほど、激昂したことはない。それは電話してきた相手が、言ってはならないことを言ったためである。
なんと言ったのか。
「坂本さん、長女さんのことであんまりもめると、後に続く、弟さんや妹さんの進学にも影響が出ないとも限りませんか。」
脅迫である。言葉は柔らかいが脅迫である。脅迫というのは、こういう言い方の方が、効くのである。つまり、この人間は、脅迫の経験者ということになる。
私の回答。(標準語に修復)
「お前なあ、もう一度言ってみろ。お前、自分が言った言葉の意味わかってるのか。それは脅迫だぞ。お前今までそうやって、俺みたいに抗議した保護者を屈服 させてきたな。そうでなきゃ、そういう言葉は簡単には出てこないものだ。俺はお前を許さない。今からそっち行くから首洗って待ってろ。お前なあ、吐いたつ ばは飲み込めんのだぞ。」
私のものすごい剣幕に、相手は、電話口でもしきりに謝っていたが、私は許さず、会見場でも、この話を三回蒸し返して、そのつど謝らせた。徹底的に屈服させたのだ。私が怖かったのだろう。一人の私に対して、5人くらいで待っていた。
この手の人間は徹底的にたたき伏せておかないと、同じことをしでかすのだ。本人のためにならない。私がまともなかたぎでいい人だったから、これくらいです んだのだ。もし私が執念深い宅八郎だったら、個人的に潰すまで行ったろう。だが、私は明るいいい人なのだ。根にもたない南方系のいい人なのだ。そういうこ とにしているので許してやった。
きっと、これをいい経験にして、出世していくだろう。がんばってほしいものだ。
だが、この人間以外にも、中途半端に権限を持つ者が、弱いものいじめよろしく、相手をやんわり脅迫するということがその後何回かあったのだ。まったく別の問題でだ。
先日も、先輩の不動産契約でそんなことがあったのだ。本契約もしていないのに、断ろうとしたら違約金を取ろうとしたのだ。まったくルール違反もいいところだ。紹介した手前、恥をかかされたのは私だから、出向いて、前言を撤回させた。
おそらく、今までも、相手の弱い立場に付け込み、そうやって、迷う客を脅迫して来たのだ。そして、すべて相手を屈服させてきたのだ。そうでないと、こういう脅迫めいた言葉は自然には出てこないものだ。
私が手際よく相手を理詰めに追い詰める様子を、先輩は後から誉めてくださった。そう言ってくださるのはうれしいが、こんな馬鹿業者を信じて安易に紹介したのが悔しくて、別の懇意な業者を紹介し、納得いく契約を結果的に結んでいただくことになった。
交渉ごとは、まず相手の言うことをじっくり聞くことから始まる、これだけは鉄則であるようだ。
(`-´メ) 怒ってるメールに決してメールで返信しないこと。です。笑
これはどこの会社でもどこかで、いつも、もめてる話。
でね、たちの悪いことにw 怒ってる人はあなたがどんなに悪いか論理的に書いてきてることが多い。それもCCつきで。
そういうときは、必ず、すぐ電話して。電話で収まらないときは会いにいく。
会わないと言われたら、外で待つ。会ってくれるまで。
ポイントは、絶対に、メールで返信しちゃいけない。
そんなメールきたら、まずコーヒー買いにいってください。ついでにチョコレート食べて、血糖値あげて。
コンピューターや携帯からいったん離れるんです。
そして対策は必ず直接話をする。電話とか会って。
どんなにもめていても、誤解があるからちゃんと会って誠実に話をする。すると、とたんに溝がとれるもんです。
それで解決したら、解決した旨をCCすればいい。CCされた人はあなたの人間力を評価するはずです。
自分は間違ってないとか、言い訳をメールで返信して、相手がそうですか、わかりました。と引き下がる事例は聞いたことないよ——-
ちゃんと解決する。それがあなたの人間力のみせどころ。
だから悪いメールにCCついていたら、ありがたい試練、と思えばいい。